ギア別ガイド ①-1-d 衣・難燃性・焚き火ウェア
火の粉に勝る服はない — 焚き火ウェアの知恵
消火服と労働着から生まれた難燃ウェアの系譜。綿100%の再発見と焚き火ジャケット文化を解説します。
歴史と変遷
消火服と労働着から転用された技術
難燃性素材(アラミド繊維など)は、もともと消防服や軍用ウェアの技術でした。また、労働着の定番である厚手のコットンキャンバスは、火花に強い布として工場現場で長く使われており、この流れが焚き火ウェアに直接つながっています。
難燃性焚き火ジャケット、コットンキャンバス上着、革手袋。
綿100%の再発見
肌着では「綿は禁物」ですが、焚き火の前では一転、綿100%(コット素材)が主役になります。火の粉が飛んでも溶けて穴が開きにくく、色落ちした風合いこそが焚き火文化の証。古着屋で見つけたワークジャケットが焚き火ジャケットになる名物があります。
コット100%ジャケット、ワークキャップ、革手袋。

選び方
難燃ジャケットとレイヤーの組み立て
焚き火ウェアは「着る→燃やす」ではなく、レイヤリングの上に重ねる考え方が正解。ミッドレイヤーの上から難燃ジャケットを羽織れば、薪運び・火起こし・調理・防寒を1枚でこなせます。
難燃ジャケット(着脱しやすいフルジップ)、耐熱手袋。
革手袋と難燃ブランケット
手はもっとも火に近い部位。革手袋は火の粉にも薪にも強い焚き火の必携品です。また、膝やテント入口に敷く難燃ブランケット(消火毛布)は、火の粉からリビングを守る壁になります。
革手袋、難燃ブランケット、火ばさみ。
使いこなしの知恵
焚き火ジャケット文化
「この服はもう焚き火専用」と、色落ちや火の粉の傷を愛でる文化があります。穴が開くたびに補修し、経年でしか出せない風合いを楽しむのが焚き火ジャケットの楽しみ方です。
難燃リペアシール、ミリタリーボタン、ボタン付け糸。
火の粉から身を守る基本動作
上着の前を閉めてすそを保護し、フードや帽子を着用。風下に立たず、薪は乾いた薪を使うことで火の粉の量が激減します。消火後も灰が冷めるまでは近づきすぎないのがマナーです。
防火手袋、消火用スプレーボトル、焚き火台。
この記事で紹介しているギア
写真とリンクは定期的に更新しています。気になるギアはチェックしてみてください。



