ギア別ガイド ②-1-d 電源式コンロ
火を使わない調理「電源式コンロ」を制する
ポータブル電源と電源サイトの普及が生んだ、21世紀の新しいキャンプ調理の形。雨の日もテント内も安全に。
歴史と変遷
21世紀のイノベーション
21世紀のキャンプシーンにおける最も新しいイノベーションが、高出力なポータブル電源の普及と、高規格キャンプ場における「電源サイト(RVサイト)」の一般化です。これにより、家庭用のホットプレートやIHヒーターをそのまま大自然に持ち込むことが可能になりました。
ポータブル電源、電気式ホットプレート、IHクッキングヒーター。
100%安全な調理空間
火を使わないため、雨の日の閉め切ったテント内やスクリーンタープの中でも、一酸化炭素中毒や火災のリスクなく調理できる、現代ならではの知恵です。火力調整が精密で、誰でもムラなく焼けるのも大きな強みです。
電気式ホットプレート、温度計付き調理器具。
使いこなしの知恵
延長コードとマルチタップの選定
電源サイトからテント内へ電力を引き込む「屋外用防雨型延長コード(ドラムコード)」や、電力を効率よく分配する「マルチタップ」の選定は、現代の安全なスマートキャンプの基盤です。防水性と長さの計算、そしてタコ足配線を避ける分配のロジックが詰まっています。
屋外用防雨型延長コード(ドラムコード)、防滴マルチタップ、ケーブルオーガナイザー。
消費電力(ワット数)の計算
家と同じ調理器具を大自然で使うからこそ、消費電力の計算が重要です。IHやホットプレートは1000W以上になることも多く、ポータブル電源の容量(Wh)と最大出力(W)の両方を確認。電源サイトなら契約アンペア数の上限にも注意しましょう。
ワットモニター(電力計)、ポータブル電源(大容量)。
運用上の注意
「電源サイトなのに届かない」を防ぐ
よくある失敗が、延長コードの長さが足りずテーブルまで届かなかったこと。電源サイトのコンセント位置は場によってばらつきがあるため、5m以上のコードを1本ルールにしておくと安心です。来る場所で「熱源はあっても電力が届かない」とならないよう、事前チェックを。
5m以上の防雨型コード、コード巻き取りリール。